「CSS Nite in Ginza, Vol.44〜JIS X 8341-3 徹底比較 60分1本勝負 『2004年版』 vs 『2010年改定版』〜」に参加してきました!

久しぶりにCSS Niteに参加してきました!

CSS Nite in Ginza, Vol.44

もともと興味があったアクセシビリティについての会です。


そういえば、アクセシビリティってなんだっけというところをおさらい。

アクセシビリティ(accessibility)とは、高齢者・障害者を含む誰もが、さまざまな製品や建物やサービスなどを支障なく利用できるかどうか、あるいはその度合いをいう。
wikipediaから引用

Webサービスを作っていく上で(そうでなかったとしても)、ユーザーがいるならば、必ず出てくる課題であり、実現を必要とされる分野だと思っています。



さてさて、今回の内容は、「JIS X 8341-3 徹底比較 60分1本勝負 『2004年版』 vs 『2010年改定版』」ということで、2004年と2010年を比較してくださいました。


JIS Xの規格がWCAG2.0を採用するということもあり、2004年版のJIS規格とは少し違った内容だったな、と思います。
でもWCAG2.0を採用してくれてありがたいです!
いくつも規格あると、混乱しますし、曖昧な表現方法を使う時もあったりするかもなので。
(といいつつ、あまりそういう場面に遭遇したことはないのですがw)


今回はtwitter上でつぶやきながら聞いていたので、そのTLを。

富山のFB中〜 #cssniteginza44 約3時間前
始まった。 #cssniteginza44 約3時間前
WCAG2.0を採用した理由。テスト可能な達成基準、特定の技術に依存しない基準、より広範囲のユーザーのニーズに対処。 #cssniteginza44 約3時間前
WCAG2.0と同じ達成基準にするメリットは、WCAGWGのドキュメントを使える、ローカライズしやすい、海外展開しやすくなる。 #cssniteginza44 約3時間前
スペース入ると、検索ロボットが言葉として認識してくれなくなるよ。 #cssniteginza44 約3時間前
コントラスト比は4:5:1のコントラスト比が望ましい。ただし文字情報に限る。 #cssniteginza44 約3時間前
達成基準があるとやりやすくなるなぁ。 #cssniteginza44 約3時間前
ツールによるチェックは全部できないよ。目視が必要。 #cssniteginza44 約3時間前
Audacityの前を聞きそびれた! #cssniteginza44 約3時間前
UnderstandingWCAG2.0はメリットとか実装方法とかが書かれていたりするらしい。 #cssniteginza44 約3時間前
JIS本文以外は随時追加・更新 #cssniteginza44 約3時間前
見るべきはUnderstandingか。 #cssniteginza44 約3時間前
Techniquesも大切。 #cssniteginza44 約3時間前
英語読めないから翻訳してもらえると助かりますw #cssniteginza44 約3時間前
2010年版では、あらゆる技術に適応可能だけれど、言葉が抽象的になってるから、よく読んで、解釈するべし。 #cssniteginza44 約3時間前
A,AA,AAAのレベルわけ。AAAを目指してもしょうがない。なぜならば、ハードルが高すぎるから、音声付映像には手話をつけるなど、中学校教育レベルの読解力の文章などが必要。 #cssniteginza44 約3時間前
それに対応してたらいつまで経ってもリリースはできませんな。映像使ったりすることなんてないけれど。 #cssniteginza44 約3時間前
副音声すご。 #cssniteginza44 約3時間前
既存のサイトはAを目指そう。新規(リニューアル)のサイトはAAを目指そう。 #cssniteginza44
Technquesは、Flash、PDF、Silverlight,html5などはまだ。 #cssniteginza44 約2時間前
Gは技術に関係なく使える例で、Hはhtmlで使える例。けっこう具体的に書いてあるー♪ #cssniteginza44 約2時間前
ユーザーが使えない方法で実装しても、達成基準を満たしてはいない。当たり前じゃ。 #cssniteginza44 約2時間前
アクセシビリティ サポーテッドとは? #cssniteginza44 約2時間前
広く配布されているユーザーエージェント(IEとかFFとか)にサポートされているか、広く配布されているプラグイン(SWFなど)でサポートされているか。 #cssniteginza44 約2時間前
笑いどころは笑いましたw #cssniteginza44 約2時間前
スキップリンクは、非表示→表示orフォーカスしたら表示にしましょう。 #cssniteginza44 約2時間前
JISマークか、自己適合宣言 #cssniteginza44 約2時間前
自己適合宣言はハードル高め。 #cssniteginza44 約2時間前
JSでコンテンツを提供するときは代替コンテンツを作っている。2004 #cssniteginza44 約2時間前
PCの電源切れました…。もうちょっとで終わりだったのに。 #cssniteginza44 約2時間前
プレゼンおわた。 #cssniteginza44 約2時間前
本日はお疲れ様でした。ありがとうございました! #cssniteginza44 21分前

余談ですが、twitterの良いところってそっこうアウトプットが出来るところですよね。
良質であるかは別にして、こういうプレゼンのような機会だと、そのとき思ったことはいつの間にか忘れていくものなので。



さて、本題に戻します。


<要点>

  • JISが2010からWCAG2.0を採用した
    • 理由
      • テスト可能な達成基準
      • 特定の技術に依存しない基準
      • より広範囲のユーザーのニーズに対処
    • メリット
      • WCAGWGのドキュメントを使える
      • ローカライズしやすい
      • 海外展開しやすくなる
  • JIS 2004年版は分かりやすく書こうとして事例やキャプチャなどを載せたが、JIS 2010年版は一切なし
    • 理由
      • HTMLやCSSなどの限定した書き方になってしまったから
      • より幅広い技術に対しての規格
    • そのかわり、実装方法や各技術のテクニックはUnderstandingとTechniquesで詳しく説明する
  • WCAG2.0は本文とUnderstandingとTechniquesで構成
    • UnderstandingとTechniquesは随時更新されていく
    • 日本語化を進めている
  • A(シングルエー),AA(ダブルエー),AAA(トリプルエー)の3段階の基準
    • AAAは推奨しない。
      • 理由
        • ハードルが高い。
    • 既存サイトならばA、新規サイト(リニューアル)ならばAAを目指すのが良い。
  • ただし、ユーザーが使えない実装方法をすると、それはアクセシビリティではない

やはり、大きいな、と感じたのは、WCAG2.0を採用したことと、UnderstandingとTechniquesが詳しく書かれていることだと思います。
また、2004で曖昧な表現がなされていたところが、2010では達成基準が明確に定められている分、ある程度、アクセシビリティであるかどうかのラインとその実装方法がはっきりしてくるのではないかと思います。


あと、Aと満たしていたり、AAを満たしていたりなどすると、自己適合宣言をサイトにつけることが出来るみたいです。
この話はちょっと難しかったのと、実際必要か良く分からなかったところで、有耶無耶な感じでした。


やっぱりユーザーに快適にサイトを見てもらおう・使ってもらおうと考えたら、アクセシビリティは本気で考えなければいけない分野だと思いました。
生かす機会があるといいな!


久しぶりにとっても勉強になりました。
どうもありがとうございました!


今回のtwitterのTLはこちら〜
#cssniteginza44